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AEO認定事業者

ウクライナに侵攻したロシア等への制裁まとめ

昨日、ウクライナ東部の要衝マリウポリが陥落した模様です。そして、多くの専門家の見方では、ウクライナでのロシアの侵攻に対する戦争は長引き、G7を中心としたロシアやベラルーシ等に対する制裁も長期化し、拡大していくことが予想されます。(2022年7月25日現在)

このブログでは、これまで、対ロシア制裁としての輸出入の禁止措置等について、その都度、詳しく見てきましたが、今回は、現在までの状況をまとめてみようと思います。【内容更新:2022年7月31日】

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CONTENTS

ロシアに対する輸出禁止措置

輸出貿易管理令(輸出令)別表1該当品目(リスト規制品目の全て)の輸出

ロシアを仕向地とする「リスト規制貨物」(輸出令別表1の1の項から15の項までの貨物)(→ 輸出令別表1)を、3月18日から輸出禁止としました。

制度としては、輸出令上の要許可品目を、経済産業大臣の承認を受けなければ輸出できない貨物に追加したものです。

つまり、本来、大量破壊兵器や武器の製造等に使用される可能性のある品物は、経済産業大臣の輸出の許可を要する貨物ですが、需要者要件や用途要件を満たして輸出許可が可能となった場合でも、全て輸出の承認をしないことで、実質的に輸出禁止としました。

根拠法令は、輸出令第2条第1号の4(→ こちら)と、同「別表第2の3」の1となります。

軍事力強化につながる汎用品(32品目)の輸出

ロシアを仕向地とする貨物で、軍事力強化につながる、以下の汎用品(32品目)を、3月18日から輸出禁止としました。

  1. 集積回路、アナログデジタル変換器、マイクロ波用機器及びミリ波用機器の部分品、弾性波を利用する信号処理装置及びその部分品、一次セル、二次セル、太陽電池セル、超電導電磁石、超電導材料を用いた装置並びに放電管
  2. 電子式の試験装置、アナログ方式又はデジタル方式の記録装置並びにオシロスコープ及びその部分品
  3. 周波数変換器、質量分析計、フラッシュ放電型のエックス線装置及びその附属装置並びにこれらの部分品、パルス増幅器、信号発生器、遅延時間測定装置、クロマトグラフ並びに分光計
  4. 半導体素子、集積回路及び半導体物質並びにこれらの組立品の製造用の装置並びにこれらの部分品及び附属品
  5. 半導体素子、集積回路及び半導体物質並びにこれらの組立品の試験装置及び検査装置並びにこれらの部分品及び附属品
  6. レジスト
  7. 電子計算機及びその附属装置並びにこれらの部分品
  8. 通信装置並びにその部分品及び附属品
  9. 8.に掲げる貨物の試験装置
  10. 通信装置用の光ファイバーの材料となる物質
  11. 暗号装置及びその部分品
  12. 音波を利用した水中探知装置及び船舶用の位置決定装置並びにこれらの部分品
  13. 光検出器及びその部分品並びに光検出器を用いた装置
  14. 電子式のカメラ及びその部分品
  15. 光学フィルター並びにふっ化物のファイバーケーブル及びその部分品
  16. レーザー発振器
  17. 磁力計及びその部分品
  18. 重力計
  19. レーダー及びその部分品
  20. 信号処理装置(弾性波を利用するものを除く。)
  21. 16.に掲げる貨物及びその部分品の試験装置、検査装置、製造用の装置及び工具並びにこれらの部分品及び附属品
  22. 光検出器用の光ファイバー及び光検出器の材料となる物質
  23. ふっ化物及びこれを用いて製造した光ファイバーのプリフォーム
  24. 慣性航法装置、方向探知機及びアビオニクス装置並びにこれらの部分品
  25. 航法装置及びアビオニクス装置の試験装置、検査装置及び製造用の装置
  26. 船舶、水中用の観測装置その他の水中における活動用の装置及び潜水用具並びにこれらの部分品及び附属品
  27. ディーゼルエンジン並びにトラクター並びにその部分品及び附属品
  28. 航空機及びガスタービンエンジン並びにこれらの部分品
  29. 落下傘(可導式落下傘及びパラグライダーを含む。)並びにその部分品及び附属装置
  30. 振動試験装置及びその部分品
  31. ガスタービンエンジンの部分品の測定装置、製造用の装置及び工具並びにこれらの附属品
  32. 石油精製用の装置及び触媒(触媒は、5/20から追加)

以上の品目は、「輸出令別表2の3」の2のイからフに掲げられています。(→ 輸出令別表2の3

根拠法令は、リスト規制品目と同様に、輸出令第2条第1号の4と、当該別表です。

特定の団体(軍事関連団体)との直接又は間接の取引きに関する輸出

ロシアの特定の団体(軍事関連団体)との直接又は間接の取引に関する輸出貨物について、3月18日から輸出禁止としました。

この特定団体は、当初、ロシアの国防省や連邦保安庁、航空機メーカー等49団体(→ロシアの輸出取引禁止団体①)でしたが、その後、81団体(→ ロシアの輸出取引禁止団体②)を追加し、5月10日には71団体(→ ロシアの輸出取引禁止団体③)を追加して、最終的には201団体まで拡大していました。

その後、7月5日に、65団体(→ 輸出等が禁止となるロシア連邦の特定団体④)が追加され、さらに、9月26日には、21団体(→ 輸出等が禁止となるロシア連邦の特定団体⑤)が追加指定されて、合計287団体となっています。

根拠法令は、輸出令第2条第1号の7です。

ロシア連邦に対する奢侈品の輸出

4月5日から、ロシア向け奢侈品(19品目)で一定金額を超えるものの輸出を禁止しました。具体的には、以下のとおりです。

なお、これらの品物の金額制限については、販売等に係る最小単位なのでご注意ください。

つまり、酒なら1本、鞄や時計は1個、自動車は1台あたりの金額で対処を考える必要があります。

  1. アルコール飲料及びエチルアルコール【HS(関税率表の番号)22.03、22.04(2204.22及び2204.30を除く。)、22.05、22.06、2207.10、22.08(以上、4万円を超えるものに限る。)】
  2. 葉巻たばこ、シェルート、シガリロ及び紙巻たばこ(たばこ又はたばこ代用物から成るものに限る。)【HS 24.02(2402.20を除く。)(4万円を超えるものに限る。)】
  3. 香水類、オーデコロン類その他の調製香料及び美容用、メーキャップ用又は皮膚の手入れ用の調製品その他の化粧品類【HS 330.3、33.04(3304.30を除く。)、3307.90(以上、4万円を超えるものに限る。)】
  4.  トランク、スーツケース、携帯用化粧道具入れ、エグゼクティブケース、書類かばん、通学用かばん、ハンドバッグ、財布その他これらに類する容器及びズボンつりその他の衣類附属品【HS 42.02(4202.92を除く。)、4203.40(以上、4万円を超えるものに限る。)】
  5.  毛皮製のオーバーコートその他の毛皮製品【HS 43.03(4万円を超えるものに限る。)】
  6.  じゆうたんその他の紡織用繊維の床用敷物【HS 57類(5702.49を除く。)(4万円を超えるものに限る。)】
  7.  つづれ織物【HS 58.05(4万円を超えるものに限る。)】
  8.  スキースーツ、水着、絹製のブラウスその他の衣類及び絹製のショールその他の衣類附属品【HS 6110.30、61.12、6206.10、6211.11から6211.20まで、6213.90、6214.10、6215.10(以上、10万円を超えるものに限る。)】
  9.  スキー靴、スポーツ用の履物その他の履物【HA 6401.92、64.02(6402.20及び6402.91を除く。)、64.03、64.04(6404.19を除く。)、6405.10(以上、10万円を超えるものに限る。)】
  10.  革製その他の材料製の帽子(安全帽子並びにゴム製及びプラスチック製のものを除く。)【HS 6506.99(10万円を超えるものに限る。)】
  11.  磁器製の食卓用品その他の陶磁製品【HS 69.11、69.14(以上、4万円を超えるものに限る。)】
  12.  ガラス製品(鉛ガラス製のものに限る。)【HS 7013.22、7013.33、7013.41、7013.91(以上、4万円を超えるものに限る。)】
  13.  天然又は養殖の真珠、貴石及び半貴石並びにこれらの製品、銀及び金並びにこれらの製品、特定金属(銀及び金を除く。)の製品並びに特定金属を張った金属の製品【HS 71.01、7102.10、71.03、7104.91、71.06(7106.10を除く。)、7108.13、71.13、71.14(7114.11を除く。)、7115.90、71.16(以上、金を主たる材料とする物を除き、4万円を超えるものに限る。)】
  14.  船舶推進用エンジン及びその部分品並びに携帯用の自動データ処理機械(少なくとも中央処理装置、キーボード及びディスプレイから成るものに限る。)【HS 8407.21、8407.29、8408.10、8409.91(船舶推進用エンジンに使用する部分品に限る。)(以上、130万円を超えるものに限る。)、HS 8471.30(4万円を超えるものに限る。)】
  15.  乗用自動車その他の自動車、モーターサイクル(モペットを含む。)、補助原動機付きの自転車及びサイドカー並びにこれらの部分品及び附属品【HS 87.03(600万円を超えるものに限る。)、HS 87.06(乗用自動車用のものに限る。)、8707.10(以上、200万円を超えるものに限る。)、HS 87.11(8711.10を除く。)(60万円を超えるものに限る。)、HS 8714.10(20万円を超えるものに限る。)】
  16.  呼吸用機器及びガスマスク(機械式部分及び交換式フィルターのいずれも有しない保護用マスクを除く。)【HS 90.20(4万円を超えるものに限る。)】
  17.  腕時計、懐中時計その他の携帯用時計(ストップウォッチを含み、ケースに特定金属又は特定金属を張った金属を使用したものに限る。)及びその部分品【HS 91.01、9111.10、9111.90(特定金属(銀、金、白金、イリジウム、オスミウム、パラジウム、ロジウム及びルテニウムをいう。以下同じ。)又は特定金属を張った金属を使用したケースの部分品に限る。)、9113.10(以上、4万円を超えるものに限る。)】
  18.  グランドピアノ【HS 9201.20(20万円を超えるものに限る。)】
  19.  美術品、収集品及びこっとう【HS 97類(金貨その他金を主たる材料とする物を除く。)(4万円を超えるものに限る。)】

根拠法令は、輸出令第2条第1号の4と、同「輸出令別表2の3」の3(→ 輸出令別表2の3)であり、HS番号や金額制限等の詳細は経済産業省令(→令和4年経済産業省令第21号)に規定されています。

紙幣や貴金属(金の地金など)の輸出

同時に、4月5日から、居住者又は非居住者によるロシア連邦を仕向地とする支払手段(銀行券及び政府紙幣)と貴金属(金の地金、金の合金の地金、流通していない金貨その他金を主たる材料とする物)の輸出も禁止されました。

この詳細は、「財務大臣の許可を受けなければならない支払手段又は証券の輸出又は輸入を指定する告示」(→ 支払手段等告示)及び「財務大臣の許可を受けなければならない貴金属の輸出又は輸入を指定する告示」(→ 貴金属告示)をご参照ください。

外為法第19条第1項及び外為令第8条第1項とそれぞれの告示が根拠法令となります。

先端的な物品等の輸出

次に、ロシア制裁として、5月20日から、ロシアを仕向地とする先端的な物品等(量子コンピュータ、3Dプリンター等)の輸出等を禁止する措置が導入されました。

対象となる品目は、

  1.  石油精製用の触媒
  2.  量子計算機その他の量子の特性を利用した装置及びその附属装置並びにこれらの部分品
  3.  電子顕微鏡、原子間力顕微鏡その他の顕微鏡及びこれらの顕微鏡とともに使用するように設計した装置
  4.  積層造形用の装置(3Dプリンター)並びにこれに用いられる粉末状の金属及び金属合金
  5.  有機発光ダイオード、有機電界効果トランジスター及び有機太陽電池の製造用の装置
  6.  微小な電気機械システムの製造用の装置
  7.  水素(太陽光、風力その他の再生可能エネルギーを利用して製造するものに限る。)を原料とする燃料及び変換効率の高い太陽電池の製造用の装置
  8.  真空ポンプ及び真空計(量子技術関連)
  9.  極低温用に設計した冷却装置及びその附属装置並びにこれらの部分品(量子技術関連)
  10.  集積回路から蓋及び封止材料を除去するための装置
  11.  量子収率の高い光検出器(量子技術関連)
  12.  工作機械及びその部分品並びに工作機械用の数値制御装置
  13.  電磁波による探知を困難にする機能を向上させる材料(メタマテリアル)、ほぼ等しい割合の複数の元素で構成された合金(高エントロピー合金)その他の先端的な材料(一部は量子技術関連)
  14.  導電性高分子、半導電性高分子及び電界発光の性質を有する高分子

の14品目です。

これらの品目については、詳細なスペックが「貨物等省令」の改正(→ 経済産業省令第47号)によって限定されています。その点を十分に理解しておく必要があります。

根拠法令は、先に掲げた「軍事力強化につながる汎用品(32品目)」の次に追加された形ですので、輸出令第2条第1号の4、及び同「別表第2の3」の2、貨物等省令第32条~第45条となります。

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ロシアの産業基盤を強化する物品の輸出の禁止【2022.6.11追加掲載】

2022年6月10日に、ロシアの産業基盤強化に資する物品の輸出を禁止する政令改正(→ 令和4年政令第213 号)が行われ、6月17日から施行されました。

対象貨物は、従来と同様に、輸出令別表第2の3において規制されています。この制裁による規制品目は、同表の第二号の二に146品目が掲げられ、その詳細スペックが貨物等省令(→ 改正省令52号)において規定されました。

また、HS番号については、同時に運用通達が改正(→ 改正通達)されていますので、その内容を以下に記載します。このHS番号と詳細スペックから、対象となる貨物を特定して、輸出規制に対応する必要があります。

イ 木材及びその製品のうち、次に掲げるもの

  1. 化粧ばり用単板及び合板用単板並びにこれらに類する積層木材用単板並びにその他の縦にひき、平削りし、又は丸剝ぎした木材〔HS 4408.10〕
  2. 木製のたる、おけその他これらに類する容器及び木製のこれらの部分品〔HS 44.16〕

ロ 鉄鋼製の貯蔵タンクその他これに類する容器〔HS 73.09〕

ハ 手工具用又は加工機械用の互換性工具並びに機械用又は器具用のナイフ及び刃〔HS 8207.60, 82.08〕

ニ ボイラー及び機械類並びにこれらの部分品及び附属品のうち、次に掲げるもの

  1. 蒸気発生ボイラー及び過熱水ボイラー並びにこれらの部分品〔HS 84.02(8402.11を除く。)〕
  2. 発生炉ガス発生機、水性ガス発生機又はアセチレンガス発生機その他これに類する湿式ガス発生機の部分品〔HS 8405.90〕
  3. 蒸気タービンの部分品〔HS 8406.90〕
  4. 反動エンジン、液体原動機及び気体原動機〔HS 84.12(8412.31、8412.808412.90を除く。)
  5. 気体ポンプ、真空ポンプ、気体圧縮機、ファン、換気用若しくは循環用のフード又は密閉形の生物学的安全キャビネットの部分品〔HS 8414.90〕
  6. エアコンディショナー〔HS 5415.83〕
  7. カレンダーその他のロール機の部分品〔HS 8420.99〕
  8. 遠心分離機及びその部分品〔HS 5421.19、8421.91〕
  9. 噴射用、散布用又は噴霧用の機器及びこれらの部分品〔HS 8424.89、8424.90〕
  10. プーリータックル及びホイスト〔HS 8425.11〕
  11. デリック、クレーン、移動式リフティングフレーム、ストラッドルキャリヤー及びクレーンを装備した作業トラック〔HS 8426.12、8426.99〕
  12. 昇降機、コンベヤその他の持上げ用、荷扱い用、積込み用又は荷卸し用の機械〔HS 8428.20、8428.32、8428.33、8428.90〕
  13. ブルドーザー、アングルドーザー、メカニカルショベル、エキスカベーター及びショベルローダー〔HS 8429.19、8429.59〕
  14. くい打ち機、くい抜き機、コールカッター、削岩機及びトンネル掘削機〔HS 8430.10、8430.39〕
  15. 繊維素繊維を原料とするパルプの製造機械及び紙又は板紙の仕上げ用の機械〔HS8439.10、8439.30〕
  16. 製本用機械の部分品〔HS 8440.90〕
  17. 箱、ケース、筒、ドラムその他これらに類する容器の製造機械〔HS 8441.30〕
  18. 印刷用コンポーネントの調製用又は製造用の機器の部分品〔HS 8442.40〕
  19. 印刷機並びにその部分品及び附属品〔HS 5443.13、8443.15、8443.16、8443.17、8443.91〕
  20. 人造繊維用の紡糸機、延伸機、テクスチャード加工機及び切断機並びにこれらの補助機械〔HS 84.44、8448.11、84448.19(84.44の機械の補助機械に係るものに限る。)〕
  21. 紡績準備機械、紡織用繊維の糸の製造機械、かせ機、糸巻機、紡織用繊維の糸を準備する機械、織機、編機、ステッチボンディングマシン、タフティング用機械又はジンプヤーン、チュール、レース、ししゆう布、トリミング、組ひも若しくは網の製造機械の補助機械(その部分品及び附属品を含む。)並びに部分品及び附属品〔HS 84.48(8448.20、8448.31、8448.32、8448.39、8448.59を除く。)((20)に該当するものを除く。)〕
  22. 洗浄用、清浄用、絞り用、乾燥用、アイロンがけ用、プレス用、漂白用、染色用、仕上げ用、塗布用又は染み込ませ用の機械、織物類その他の支持物にペーストを被覆する機械及び紡織用繊維の織物類の巻取り用、巻戻し用、折畳み用、切断用又はピンキング用の機械並びにこれらの部分品〔HS 8451.10、8451.29、8451.30、8451.90〕
  23. 原皮、毛皮又は革の前処理用機械、なめし用機械及び加工機械並びに毛皮製又は革製の製品の製造用又は修理用の機械並びにこれらの部分品〔HS 84.53(8453.20を除く。)〕
  24. 転炉〔HS 8454.10〕
  25. 金属用のボール盤、中ぐり盤、フライス盤、ねじ切り盤及びねじ立て盤〔HS 8459.10、8459.70〕
  26. 平削り盤、形削り盤、立削り盤、ブローチ盤、歯切り盤、歯車研削盤、歯車仕上盤その他の加工機械〔HS 84.61(8461.50を除く。)〕
  27. 木材、コルク、骨、硬質ゴム、硬質プラスチックその他これらに類する硬質物の加工機械並びにこれらの部分品及び附属品〔HS 8465.20、8465.93、8465.94、8466.92〕
  28. ツールホルダー及び自動開きダイヘッド〔HS 8466.10〕
  29. 謄写機、郵便物の分類用、折畳み用、封入用、帯がけ用、開封用、封止用又は封印用の機械及び郵便切手の張付け用又は消印用の機械〔HS 84.72(8472.90を除く。)〕
  30. 電子式計算機の部分品及び附属品〔HS 8473.21〕
  31. 選別機、ふるい分け機、分離機、洗浄機、混合機、捏和(ねつか)機、凝結機、成形機及び鋳物用砂型の造型機〔HS 8474.10、8474.39、8474.80〕
  32. ガラス又はその製品の製造用又は熱間加工用の機械及びこれらの機械又は電球、電子管、せん光電球その他のガラス封入管の組立て用機械の部分品〔HS 84.75(8475.10を除く。)〕
  33. ゴム若しくはプラスチック又はこれらを材料とする物品の成形用機械〔HS 8477.40、8477.51〕
  34. 土木事業、建築その他これらに類する用途に供する機械、プレスその他の木材又はコルクの処理用機械及び産業用ロボット並びにこれらの機械又は動物性油脂、植物性油脂若しくは微生物性油脂の抽出用若しくは調製用の機械、網若しくはケーブルの製造機械、蒸発式空気冷却装置、旅客搭乗橋その他の機械類の部分品〔HS 8479.10、8479.30、8479.50、8479.90〕
  35. 鋳型ベース、鋳造用パターン及び鉱物性材料の成形用の型〔HS 8480.20、8480.30、8480.60〕
  36. 減圧弁、油圧伝動装置用又は空気圧伝動装置用の弁、安全弁及び逃がし弁〔HS 8481.10、8481.20、8481.40〕
  37. 針状ころ軸受及び玉軸受又はころ軸受の部分品〔HS 8482.40、8482.91、8482.99〕
  38. ガスケットその他これに類するジョイント、材質の異なるガスケットその他これに類するジョイントをセットにし、又は取りそろえて小袋入りその他これに類する包装にしたもの及びメカニカルシール〔HS 84.84〕

ホ 電気機器及びその部分品のうち、次に掲げるもの

  1. 直流電動機、発電機及びロータリーコンバーター〔HS 8501.33、8501.62、8501.63、8501.64、8502.31、8502.39、8502.40〕
  2. トランスフォーマー〔8504.33、8504.34〕
  3. 電磁式のカップリング、クラッチ及びブレーキ〔HS 8505.20〕
  4. 一次電池の部分品〔HS 8506.90〕
  5. ニッケル・カドミウム蓄電池〔HS 8507.30〕
  6. 電子ビーム炉〔HS 8514.31〕
  7. ラジオ放送用又はテレビジョン用の送信機器〔HS 8525.50〕
  8. 鉄道、軌道、道路、内陸水路、駐車施設、港湾設備又は空港の信号用、安全用又は交通管制用の電気機器の部分品〔HS 8530.90〕
  9. 固定式コンデンサー〔HS 8532.10〕
  10. 固定式電気抵抗器〔HS 8533.29〕
  11. 電気回路の開閉用、保護用又は接続用の機器〔HS 8535.30、8535.90〕
  12. アーク灯〔HS 8539.41〕
  13. 熱電子管、冷陰極管及び光電管並びにこれらの部分品〔HS 85.40(8540.11、8540.12、8540.40及び8540.71を除く。)〕
  14. 粒子加速器〔HS 8543.10〕
  15. 電気機器の電気絶縁用物品並びに電線用導管及びその継手〔HS 8547.90〕

へ 鉄道用機関車、炭水車、鉄道又は軌道の保守用又は作業用の車両及び無蓋車〔HS 8602.90、86.04、9606.92〕

ト 鉄道用及び軌道用以外の車両並びにその部分品のうち、次に掲げるもの

  1. 貨物自動車〔HS 8704.10、8704.22、8704.32〕
  2. 特殊用途自動車〔HS 8705.90〕
  3. 自走式作業トラック又は鉄道の駅のプラットホームにおいて使用する種類のトラクターの部分品〔HS 8709.90〕
  4. トレーラー及びセミトレーラー〔HS 8716.20、8716.93.〕

チ 光学機器、写真用機器、映画用機器、測定機器、検査機器及び精密機器並びにこれらの部分品及び附属品のうち、次に掲げるもの

  1. 写真用又は映画用の材料の現像、焼付けその他の処理に使用する機器〔HS 9010.10〕
  2. 土地測量用、水路測量用、海洋測量用、水理計測用、気象観測用又は地球物理学用の機器並びにこれらの機器又は測距儀の部分品及び附属品〔HS 9015.40、9015.80、9015.90〕
  3. 積算回転計、生産量計、タクシーメーター、走行距離計、歩数計その他これらに類する物品〔HS 9029.10〕
  4. テストベンチ〔HS 9031.20〕
  5. 液体式又は気体式の自動調整機器〔HS 9032.81〕
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ロシアへの化学兵器等関連物品の輸出禁止【2022.10.2 追加掲載】

最も新しい制裁として、2022年9月30日に、ロシア向け化学兵器等関連物品の輸出を禁止するため輸出貿易管理令が一部改正(→ 令和4年政令第318号)され、10 月7 日(金)から実施されます。

今回は、輸出令別表第2の3の中で、「第1号:輸出令別表1のリスト規制貨物(3月18日から輸出禁止)」と、「第2号:軍事力強化につながる汎用品32品目(同日から輸出禁止)」の間に、「第1号の2」を新設し、以下の89品目を加えました。

イ 軍用の化学製剤の原料となる物質並びに軍用の化学製剤と同等の毒性を有する物質及びその原料となる物質 (73 品目)

この「イ」に掲げる貨物の詳細については、改正後の貨物等省令(→ 経産省令第77号)において、次のいずれかに該当するもの及びこれらの物質を含む混合物とされています。また、混合物にあっては、第1号から第32号までに該当するものは、そのいずれかの物質の含有量が全重量の90%を超えるものに限り、第33号から第73号までに該当するものは、そのいずれかの物質の含有量が全重量の95%を超えるものに限る、とされています。

  1. アセチレン
  2. アセトン
  3. アンチモン
  4. ベンズアルデヒド
  5. ベンゾイン
  6. 塩素
  7. ジシクロヘキシルアミン
  8. エチレン
  9. 酸化エチレン
  10. フルオロアパタイト
  11. 硫化水素
  12. マンデル酸
  13. クロロメタン(別名塩化メチル)
  14. ヨウ化メチル
  15. メチルメルカプタン
  16. エチレングリコール(別名エタンジオール)
  17. シュウ酸ジクロリド(別名塩化オキサリル)
  18. 硫化カリウム
  19. チオシアン酸カリウム
  20. 塩化チオホスホリル
  21. 亜リン酸トリイソブチル
  22. 次亜塩素酸ナトリウム
  23. 三酸化硫黄
  24. 黄りん
  25. 赤りん
  26. メタノール
  27. エタノール
  28. 一-ブタノール
  29. 二-ブタノール
  30. イソブタノール
  31. ターシャリーブタノール
  32. シクロヘキサノール
  33. 三塩化アルミニウム
  34. ジクロロメタン(別名二塩化メチレン)
  35. N・N-ジメチルアニリン
  36. 臭化イソプロピル
  37. イソプロピルエーテル
  38. イソプロピルアミン
  39. 臭化カリウム
  40. ピリジン
  41. 臭化ナトリウム
  42. 金属ナトリウム
  43. トリブチルアミン
  44. トリエチルアミン
  45. トリメチルアミン
  46. ヒ素
  47. 三酸化二ヒ素
  48. ビス(二-クロロエチル)エチルアミン塩酸塩
  49. ビス(二-クロロエチル)メチルアミン塩酸塩
  50. ベンジル
  51. 一-ブロモ-二-クロロエタン
  52. ジエチルエーテル
  53. ジメチルエーテル
  54. N・N-ジメチルアミノエタノール
  55. 一・二-ジクロロエタン(別名二塩化エチレン)
  56. エチレングリコールモノメチルエーテル
  57. ブロモエタン(別名臭化エチル)
  58. クロロエタン(別名塩化エチル)
  59. エチルアミン
  60. ヘキサメチレンテトラミン
  61. イソシアン酸メチル
  62. イソプロパノール
  63. メチルアミン
  64. ブロモメタン(別名臭化メチル)
  65. ニトロメタン
  66. ピクリン酸
  67. 二-メチルキノリン
  68. 亜リン酸トリブチル
  69. トリス(二-クロロエチル)アミン塩酸塩
  70. ジエチレントリアミン
  71. ブチリルコリンエステラーゼ
  72. 三-ジメチルカルバモイルオキシ-一-メチルピリジニウムブロミド(別名臭化ピリドスチグミン)
  73. 塩化オビドキシム

ロ 軍用の化学製剤の製造に用いられる装置並びにその部分品及び附属装置(11 品目)(貨物等省令による貨物の詳細を( )で補記しています。)

(1)反応器(容量が0.1立方メートル超20立方メートル未満のもの)

(2)貯蔵容器(容量が0.1立方メートルを超えるもの)

(3)熱交換器及び凝縮器(伝熱面積が0.15平方メートル超20平方メートル未満のもの)

(4)蒸留塔及び吸収塔(塔の内径が0.1メートルを超えるもの)

(5)かくはん機(第1号に該当するものに用いるように設計されたもの)

(6)弁(呼び径が10A超であるもの)

(7)ポンプ及びその部分品(軸封をしたポンプ及びシールレスポンプであって、最高規定吐出し量が1時間につき0.6立方メートルを超えるもの、及び真空ポンプであって、最高規定吐出し量が1時間につき1立方メートルを超えるもの並びにその部分品として設計されたケーシング、ケーシングライナー、インペラー、ローター及びジェットポンプノズルのうち、内容物と接触するすべての部分が次のいずれかに該当する材料で構成され、裏打ちされ、又は被覆されたもの)

  • (イ)ニッケル又はニッケルの含有量が全重量の40%を超える合金
  • (ロ)ニッケルの含有量が全重量の25%を超え、かつ、クロムの含有量が全重量の20%を超える合金
  • (ハ)ふっ素重合体
  • (二)ガラス
  • (ホ)黒鉛又はカーボングラファイト
  • (へ)タンタル又はタンタル合金
  • (ト)チタン又はチタン合金
  • (チ)ジルコニウム又はジルコニウム合金
  • (リ)セラミック
  • (ヌ)フェロシリコン
  • (ル)ニオブ又はニオブ合金

(8)局所排気装置(床置き用のウォークイン型の囲い式局所排気装置であって、最小公称幅が2.5メートル以上のもの)

(9)化学物質の分析又は検知に用いられる装置並びにその部分品及び附属装置

(10)電解槽及びその部分品(次のいずれかに該当するもの)

  • (イ)クロルアルカリ電解槽(水銀電解槽、隔膜電解槽及びイオン交換膜電解槽を含む。以下同じ。)
  • (ロ)チタン電極(他の金属酸化物でコーティングしたものを含む。)であって、クロルアルカリ電解槽に使用するように特に設計したもの
  • (ハ)ニッケル電極(他の金属酸化物でコーティングしたものを含む。)であって、クロルアルカリ電解槽に使用するように特に設計したもの
  • (ニ)チタン-ニッケルのバイポーラ電極(他の金属酸化物でコーティングしたものを含む。)であって、クロルアルカリ電解槽に使用するように特に設計したもの
  • (ホ)アスベストの隔膜であって、クロルアルカリ電解槽に使用するように特に設計したもの
  • (へ)ふっ素重合体を基材とした隔膜であって、クロルアルカリ電解槽に使用するように特に設計したもの
  • (ト)ふっ素重合体を基材としたイオン交換膜であって、クロルアルカリ電解槽に使用するように特に設計したもの

(11)圧縮機(湿潤又は乾燥状態の塩素を圧縮するために特に設計したもの)

ハ 軍用の細菌製剤の製造に用いられる装置及びその部分品(5 品目)(こちらも、貨物等省令による貨物の詳細を補記しています。)

(1)物理的封じ込めに用いられる装置及びその部分品(次のいずれかに該当するもの)

  • (イ)クラス-Ⅱ安全キャビネット及びグローブボックス
  • (ロ)物理的封じ込めのレベルがP三又はP四である施設に使用される可能性のあるコンベンショナル方式又は乱流方式のクリーンルーム及び自己完結型ファン付きHEPAフィルターユニット

(2)発酵槽(内容積が10リットル以上20リットル以下の発酵槽であって、生物系材料を扱うことができるもの)

(3)遠心分離機(ローター容量が4リットル以上のバッチ式の遠心分離機であって、生物系材料を扱うことができるもの)

(4)物理的封じ込め施設において用いられる防護のための装置(ろ過及び給気式の全面型面体呼吸用防護具)

(5)核酸の合成又は核酸と核酸との結合を行うための装置(一部又は全体が自動化されたもののうち、50ベースを超える核酸を生成するように設計したもの)

また、今回も政省令の改正と同時に運用通達が改正(→ 改正通達)されていますが、当該運用通達において、今回の規制対象物品の詳細な解釈が規定されているので、実際の運用に当たってはこちらも参照する必要があります。

例えば、「イ」の「混合物」については、化粧品、シャンプー、調製界面活性剤、インキ、ペイント、接着剤、調製不凍液又は調製潤滑剤等であって、個人的使用のため小売用の包装(瓶、缶、チューブ等に詰められたもの)にしたものは除かれています。

chynadiyovo ukraine, SofieLayla Yhai, Pixabay -2448747_1920
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ベラルーシへの輸出禁止措置

輸出令別表1該当品目(リスト規制品目の全て)の輸出

ベラルーシを仕向地とする「リスト規制貨物」(輸出令別表1の1の項から15の項までの貨物)を、3月18日から輸出禁止としました。

ロシア向けの輸出禁止措置と同様の措置です。

根拠法令は、輸出令第2条第1号の3(→ こちら)と、同「別表第2の3」の1です。

特定の団体(軍事関連2団体)との直接又は間接の取引きに関する輸出

ベラルーシの特定の団体との直接又は間接の取引に関する輸出貨物について、同じく3月18日から輸出禁止としました。

この特定団体は、ベラルーシ国防省と株式会社インテグラルの2団体のみです(→ベラルーシの輸出取引禁止団体)。

根拠法令は、輸出令第2条第1号の6です。

軍事力強化につながる汎用品(31品目)の輸出

ベラルーシを仕向地とする貨物で、軍事力強化につながる汎用品(31品目)を、3月18日から輸出禁止しています。

この汎用品は、集積回路やアナログデジタル変換器、電子式の試験装置といった、ロシア向けにも輸出禁止となった「軍事力強化につながる汎用品」のうち、最後の石油精製用の装置等を除く31品目が対象になっています。

根拠法令は、リスト規制品目と同様に、輸出令第2条第1号の3と、同「別表第2の3」の2(→ こちら)です。

「ドネツク人民共和国」と「ルハンスク人民共和国」を仕向地とする全貨物の輸出を禁止

ウクライナの「ドネツク人民共和国」を自称する地域と、「ルハンスク人民共和国」を自称する地域を仕向地とする全ての貨物を、輸出令第2条の要承認貨物に加え、3月18日から実質的に輸出禁止としています。

根拠法令は、輸出令第2条第1号の5です。

ukraine-kief, Zephyrka, Pixabay 5256683_1280
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ロシアを原産地又は船積地域とする物品の輸入禁止

ウオッカ、合板、電気機器など38品目の輸入を禁止

ここからは、輸入禁止措置等に関する内容です。

まず、4月19日から、ロシアを原産地又は船積地域とする38品目について、輸入公表の2の第1の「2号承認品目」に追加することで、実質的に輸入禁止としました。(→ 改正後の輸入公表

なお、本措置については、4月19日より前に輸入契約を行った場合は、7月18日までに輸入するものについて規制対象外となることに留意する必要があります。

対象貨物は、以下の3グループです。

  • アルコール飲料6品目【HS 22.03(ビール)、HS 22.04(ワイン)、HS 22.05(ベルモットその他のぶどう酒)、HS 22.06(りんご酒、梨酒、ミード及び清酒その他の発酵酒)、HS 2207.10(エチルアルコール)、HS 22.08(ウイスキー、ジン、ウオッカ、リキュール)
  • 木材(チップ、丸太及び単板等)4品目【HS 4401.21(針葉樹のチップ)、HS 4401.22(針葉樹以外のチップ)、HS 44.03(原木、木材、丸太)、HS 44.08(化粧板用、合板製造用又はその他の用途の単板)】
  • 機械類・電気機械28品目【HS 84.07(ピストン式のエンジン及びロータリーエンジン)、HS 84.09(エンジンの部分品)、HS 84.12(ジェットエンジン、ロケットエンジンなどその他のエンジン)、HS 84.13(液体ポンプ)、HS 84.14(気体ポンプ、真空ポンプ)、HS 84.15(エアコン)、HS 84.18(冷蔵庫、冷凍庫)、HS 84.19(湯沸し器、温水器、乾燥機、熱交換器)、HS 84.21(遠心分離機)、HS 84.22(皿洗機、皿洗乾燥機)、HS 84.24(噴射用、散布用又は噴霧用の機器、消火器)、HS 84.28(持上げ用、荷扱い用、積込み用又は荷卸し用の機械)、HS 84.31(これらの部分品、附属品)、HS 84.43(印刷機、プリンター、複写機、ファクシミリ)、HS 84.50(洗濯機)、HS 84.62(鍛造機、ハンマー及び型鍛造機等の金属加工機械)、HS 84.66(これらの部品、附属品)、HS 84.71(コンピューター)、HS 84.73(コンピューター等の部分品、付属品)、HS 84.77(ゴム又はプラスチックの加工機械やこれらの物品の製造機)、HS 84.79(その他の機械類)、HS 84.81(コック、弁その他これらに類する物品)、HS 84.82(玉軸受(ボールベアリング)及びころ軸受)、HS 84.83(ギヤボックスその他の変速機、カムシャフト、クランク、歯車など)、HS 87.03(乗用自動車その他の自動車)、HS 87.08(自動車の部分品、附属品)、HS 87.11(モーターサイクル)、HS 87.14(モーターサイクルの部分品、附属品)

なお、これらの品目のHS番号の横に( )で記載した品名は、分かりやすいように私が実行関税率表の内容や解説などから一部を抽出したものですので、正確な品名ではありません。ご注意ください。

根拠法令は、外為法第52条を受けた輸入貿易管理令(輸入令)第3条と同第4条に基づく「輸入公表」となります。

ロシア原産の貴金属の輸入を禁止

6月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)での合意と、7月5日の閣議了解を受けて、ロシアを原産地とする貴金属の輸入禁止措置が実施されました。

具体的には、7月25日付け財務省告示201号で、既存の財務省告示「外為法第19条第2項に基づく財務大臣の許可を受けなければならない貴金属の輸出又は輸入を指定する件」(→ 平成18年財務省告443号)の一部が改正され、同告示に追加された「四」と別表第3に基づき、本年8月1日以降にロシアから積み出された貴金属は原則として輸入禁止(輸入の許可をしない)こととなります。

詳細は、7月29日付け関税局長通達(→ 財関549号)とその添付書類を見ていただくと分かりやすいですが、適用除外になるのは、入国者(一時的又は永住目的とも)が携帯品又は別送品、引越荷物、職業用具として輸入する貴金属で、「金の地金、金の合金の地金、流通していない金貨以外のもの」です。

勿論、ここで言うところの「携帯品又は別送品、引越荷物」は、自分や家族が自用に供するもの(関税定率法第14条7号又は8号が適用できるものなど)ですから、そもそも「自用の金の地金」などは考えにくいですけどね。

ロシアを原産地とする貨物のWTO協定税率の不適用措置の導入

ロシアを原産地とする貨物について、4月21日から、暫定的にWTO協定税率を適用しないこととなりました。

制度としては、関税暫定措置法第3条を追加(改正)し、関税法第3条の例外として、協定税率の適用が相応しくないときは、これを不適用として、暫定的に基本税率又は暫定税率を適用するというものです。

対象国(地域)や対象品目は政令で定めるとされ、法改正と同時に関係政令(→ 令和4年政令第179号「国際関係の緊急時に特定の国を原産地とする物品に課する関税に関する政令」)が発布されています。

この政令によれば、対象国は「ロシア」のみ。対象物品は「全品目」。期間は、令和4年4月21日から令和5年3月31日までとなっています。

「ドネツク人民共和国」と「ルハンスク人民共和国」を原産地又は船積地とする全貨物の輸入禁止

ウクライナの「ドネツク人民共和国」を自称する地域と、「ルハンスク人民共和国」を自称する地域を原産地又は船積地域とする全ての貨物を、輸入公表の「2号承認品目」に加え、2月26日から実質的に輸入禁止としました。

この輸入公表の表にあっては、ウクライナのクリミア自治共和国(自称)及びセヴァストーポリ特別市を原産地とする貨物(全品目)については、2014年8月5日から輸入禁止(2号承認)となっていて、こちらの措置も継続されており、今回の2地域の品目をこのカテゴリーに追加したものです。

よって、根拠法令は、ロシアからの輸入禁止措置と同じです。

******************************

以上の制裁措置に関して、税関から、その都度、注意喚起の通達(最新の例→ 「ロシアへの化学兵器等関連物品の輸出の禁止措置に伴う税関の対応について」)が公開されています。

迂回輸出や迂回輸入を防止する観点から、税関の審査や検査の強化(原産地証明書の提出を求められる場合が生じるなど。)が図られることが予想されますので、書類等の準備や申告時期の前倒し等の対処が重要になると思われます。

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Ukraine field-,Igor2008, Pixabay 4326422_1280

今後、対ロシア制裁に関する新しい措置が実施された場合は、このブログを随時更新していくつもりです。

ウクライナへのロシアの侵攻に関する日本政府の制裁に関しては、輸出に関するもの、輸入に関するもの、支払規制、支払い手段や貴金属の輸出規制など、多岐に亘ります。その全体像を知るうえで、以下の当ブログも是非、ご参照ください。

2022.3.15 対ロシア制裁に伴う輸出入規制の内容

2022.3.30 対ロシア向け奢侈品や貴金属などを輸出禁止に

2022.4.15 対ロシア制裁としてウオッカや木材等を輸入禁止に

2022.4.23 ロシアを原産地とする品物はWTO税率不適用に

***************************

ご意見やご質問などがございましたら、当方の業務内容やプロフィールに一度目を通されて、どうぞ、電話やメールで、お気軽にお寄せください。(→ お問い合わせ

また、私は輸出入通関手続の全般に関して、実務上の問題点の洗い出しや課題の解決に向けたアドバイスが可能です。詳細は、こちらをご覧ください。(→ 貿易・通関・保税に絡む問題を解決したい GTConsultant.net

【最終更新:2022年10月2日】

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日本には特別な特恵関税がある次のページafrica-gana Eti, Pixabay 634231_640

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