日本は貿易で成長してきました。そして、輸出入において、常に「通関手続」は、物流のボトルネックでした。
でも、その理由や仕組みを知れば、あまり気にせず、もっとスムースに抜けることができます。
2019年10月に、このサイトがスタートしたとき、私は、そのことを皆さんに知って欲しいと思いました。
GTConsultant.netの思い
全ての国はその周囲に壁をめぐらせ、その国に入ってきてはいけない人や物をブロックしています。
そして、世界とつながる主要な街道(物が流れ、人が行き来する道)とその壁が交わる場所に「門」を設け、通り抜ける物や人を、「門衛」(つまり税関や入管)が厳しくチェックしています。
物の流れにあっては、これが通関手続きであり、外国との交易(輸出入)を行う上での一番のボトルネックだと言えます。
でも、それは「入ってはならない物」を止めるため、であるのですから、「入っても良い物」なら、さっさと中に入って行ってくれた方が「門衛」にとっても良いことの筈です。
物を運び入れる人自身が、自分が手に持っている物を「入っても良い物」だと証明するには、まず、その人が正直者で、信用できるということを初めに証明せねばなりません。
面倒ですよね。
通関業者の求めに正しく応える
そこに登場するのが「良い人、良い物証明請負人、兼、関税額算出請負人」(通関業者)です。
その人は、税関による厳しい審査に合格して、特別な許可を受けています。
その人は、輸入者が信用できる者であり、輸入貨物が輸入しても良い物であることを証明し、関税等の税金がかかるなら、その額を正確に算出して、輸入者の支払いを促すことを請け負う者であり、結果として、皆さんの商品を速やかに通すことを請け負っています。
だから、その請負人が皆さんに要求するのは、正しい身の証しであり、正しい商品説明であり、正しい物の由来(原産地)などですが、皆さんは、その要求に正しく応えることができるでしょうか。
簡単?
正しく応えているつもりでも、もし正しくなかったら、後で(事後調査で)税金を追徴されることになりかねません。
或いは、正しい商品説明ができていなければ、既に払わなくても良い税金を払っているかもしれません。
私は、皆さんが、そもそも通関業者にどのように商品説明するかを伝えたい。
輸入貨物を、どの様に生産すれば原産地ルールに則ったものになるか、も伝えたい。さらに、そのことを最も効率的に証明するには何と何が分かれば良いかも。
国際物流のボトルネックをいかにスムースに通り抜けるか、個別の実情に合わせて、一緒に考えていきたい。
場合によっては、皆さんに代わって手続きを行うことも可能だと思っています。
〇 貿易・通関・保税に絡む問題を解決したい:GTConsultant.netにできることを、もっと詳しくご紹介しています。
〇 主な事業内容(その1):通関手続き、AEO認定申請及びEPA原産地制度に関する諸手続きをサポート
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〇 ブログ:その時々のニュースをヒントに、自分なりの説明を試みています。
〇 プロフィール:私の専門分野に関するご質問等があれば、ぜひ。
(2020年10月15日、一部修正)